昨日(8/21)、NHKのBSで最近本屋で話題になっている
(http://www.hayakawa-online.co.jp/product/books/112569.html)
ハーバード大学のマイケル・サンデル教授の「正義論講座」を
放映していたのを見てみました。
コミュニタリアニズムについての討論演習だったわけで。
共同体と個人の関係、
共同体の利益と個人の尊厳はどちらが優先されるか。
昔から思ってたことですが、
人はいろんなバランスの中で生きていますよね。
何かある行動をする際に、
・自分自身の信条や理念
・それに対する周囲の理解
・その行動に関しての社会的常識
・その行動に対しての普遍的倫理
この4点を秤にかけて自分の行動が正しいのか悪いのかを
考えるクセというものを身につけられるようにと生きてきたわけですが、
そもそも普遍的な倫理というものは何なんでしょうね。
人が哲学や倫理を突き詰めていった先に何があるのか。
最終的に神に祈るという行為は「逃げ」なのか?
そんなことを知りたくて、大学ではキリスト教神学を専攻してたわけで。
まー、答えなんて出ないわけです。
ただ、どんなに下らない人生であろうとも
生き続けること自体に一定の価値があるということは理解はしています。
死ぬ直前って、どんなことを考えて、どう振り返っているのでしょうかね。
番組を見ながらそんなことを考えてました。
まぁ、やっぱハーバード。学生の質が高いです。
日本の大学では、こういう実のある討論は難しいかもしれません。
自分の考えを堂々と主張すること、
知らないことに対しては、相手の声に素直に傾聴する姿勢。
当たり前のことなんだろうけど、それを高いレベルで実践できるのは
ただただ感心。
今日は餃子をパリッと美味しく焼けて幸せな気分。